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ハセガワ 1/72 B6 ハリアーGR Mk.3

(2012.7.7)
箱絵

実はこのキットを作る前にハセガワ 1/72 B10 マクドネル ダグラス AV-8Aハリアーを買って作りかけていたんですが、凸モールドを彫り直そうと思って途中で手が止まってしまいまして。で、改めて購入したのがこのキット。AV-8Aとは段違いの内容に、さすが新しいキットは違うな、と思っていたら発売は84年だと知ってちょっとビックリ。この辺りの時期が凸と凹のモールドの過渡期だったんでしょうね。

で、そのモールドなんですが、本体は凹彫りなのに武装とパイロンは凸だったりします。でも武装類のパーツ裏側には番号が、エンジンダクトには上下が分かるように矢印が彫刻してあったりして作り易さを意識しているのが分かります。なによりAV-8Aとはパーツの合いが違います。流石MadeInJapanと彫刻された丸いパーツがセットされてるだけはあります(笑)

製作に際しては「Prime Portal」の実機写真と共に、製作上の注意点が部位ごとに細かく解説されていて、実機解説・参考資料等も紹介されている「おなみどらっがー」さんの製作記を参考にさせて頂きました。


ハセガワ 1/72 B6 ハリアーGR Mk.3

製作ですが、まず色透け防止に機体主要パーツ内側を黒く塗装。主翼端がやや荒れ気味のように感じたので修正しておきます。主翼上面のモールドが消えかけているので彫り直しておいた方が良かったみたいです。水平尾翼の取り付けはそのままだとやや頼りなく位置が決め辛いのでランナーパテを軸に塗ってがっちり接着し、周囲のパネルラインを見ながら左右の角度を調整。根元のフェンスは薄く削っておきます。

アデン砲のポッドは罫書き線とアデン砲ポッドの分割線を合わせて位置を決めて、外側のフィット感を重視して接着。内側の隙間はランナーパテで埋めました。その後、実機写真を参考にドリルで穴を彫ったり、基部に伸ばしランナーでシーリング材を表現したりしてディティールアップ。

で、センターパイロンの取り付け穴を胴体に開口するのを忘れていたので、機首接着前にピンセットで位置の当たりを付けて開口して事なきを得ました。

Hasegawa 1/72 HarrierGR Mk.3

胴体下面のエアブレーキ開口部は写真を見ながらプラ板で桁を作成。どうせよく見えないだろうから、と角度とかはかなり適当に作っています。

主脚も箱の完成写真を見るとよく見えなくなりそうなのでキットのパーツのまま。その代わりに首脚は実機写真を見ながら一体成型のフォーク部分を開口したり、伸ばしランナーやプラ板の欠片で細々とディティール工作してみました。

ハセガワ 1/72 B6 ハリアーGR Mk.3

フィギュアは頭部をプライザーから型取りしたものに置き換えて、外した状態の酸素マスクやフライトスーツをエポキシパテで追加工作しています。酸素マスクのホースはデザインナイフの刃先で転がして模様を付けた0.5mm真鍮線。ハリアーはコクピットが狭いので中はよく見えないだろうと残りはキットのまま。

ハセガワ 1/72 B6 ハリアーGR Mk.3

説明書に指示が無いので、仮組して確認しましたが機首に錘を入れる必要は無いようです。一応、お守りとして3Bのガン玉1個をエポキシ接着剤で固定してから左右を接着。コクピット部と後方胴体は合いが良くないので、接着前に摺り合わせて後部胴体側を削って調節しておきます。

エアインテイクから見えるエンジンブレードも再現されていますので、予め塗装して胴体と接着する前にマスキングをしておきます。この時、後でテープを剥がし易いようにピンセットの掴み代を作りながら作業しました。

機首先端のピトー管は先端部分をテーパー状に削った0.5mm真鍮線に置換。風防直前のコクピット空気取り入れ口は金型の関係でモールドが弱く感じたので0.5mmプラ板でボリュームを増やしました。

ハセガワ 1/72 B6 ハリアーGR Mk.3

HUDは風防と干渉するので上部を削る必要があります。サイドのフレームが分厚いので外側を削ったのですが、透明パーツをあてがうと幅が狭くて入らず透明パーツの幅を詰める羽目に。なので内側を削った方が良かったかもしれません。ただそれだと風防とのクリアランスが苦しくなるかも・・・。

キャノピーは後部下側に機体との隙間を埋める突起がモールドされていますが、機体との合いが悪いので上部を削って下側に0.5mmプラ板を継ぎ足して調整。風防とキャノピーはバリを処理すればピッタリ合いますが、胴体より微妙に大きい感じなので、バリ処理の時にキャノピーと風防の合わせ目を多少削り込む感じにするとマシになると思います。またキャノピーは後ろに開口部があるので0.5mmのプラ板でシート後方を塞いで胴体に接着する前に内側を塗装しておきます。

風防前のヨーインディケーターは最初はアルミ板か真鍮板で一体で削り出そうと思ったのですが上手くいかずに失敗。 0.5mm真鍮線をテーパー状に削って伸ばしランナーとプラ板の欠片で製作しました。でも支柱は0.3mm真鍮線を偏平に潰した方が良かったかも。

キャノピー後部のB14のエアインテイクは主要パーツを切り離して要らないランナーを切り捨てた時に紛失してしまったようで、しょうがないので0.5mmプラ板2枚重ねで製作。

エンジンノズルはフィン部分が階段状の一体成形だったので暫し悩んだ後にドリルとデザインナイフで開口しました。でもフィンを気にせずに大きく開口してしまってフィンはプラ板で作り直した方が綺麗で作業が楽かも。キットではエンジンノズルの取り付けはかなりタイトですが、胴体側フェアリングの縁を薄く削ると取り付け易くなると思います。

Hasegawa 1/72 HarrierGR Mk.3

武装類の組立には特に問題はありません。凸モールドなので彫り直しましたが、パイロンのパネルラインの○□は綺麗に彫る自信がないので省略してしまいました。


ハセガワ 1/72 Bシリーズ ハリアーGR Mk.3
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