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イースタンエクスプレス 1/72 Su-85

(2002.2.23)

Su-85箱絵

実車がシンプルな形状なので主要パーツをランナーから切り離して組み合わせるとすぐに完成後の姿を想像することが出来ます。ところがいざ組み立てにかかるとバリ、型ずれ、いい加減な取り付けダボ等々で仮組み、擦り合わせは欠かせないキットです。戦闘室の装甲表面の荒れも左側面と後面はなかなか良い感じなのに他の面は・・・だったりしますが、じっくり丁寧に組めばさほど手を焼く代物でもありません。


Su-85

車体下部を箱組みする際、ガイドとなるものが少なく頼り無いので、パーツNo.18,19の最終減速器カバーのパーツを説明書通りに車体下部に接着せず、車体側面パーツに接着してガイドにして箱組みした方が組み易いように思います。履帯はパーティングライン、型ずれ、噛み合わせの修正をしながらの作業になるので気長にコツコツと。説明書通りに垂れ下がらせると長さが足りなくなるのはT-34/76で確認済み。が今回は間にプラ板を噛ませた履板でごまかして垂れ下がらせました。

Su-85
Su-85

戦闘室上面の形状はあまり正確ではないようなので「T-34maniacs」さんのSu-85の記事とタミヤキットの製作例を参考に改修。上面前部のハッチはヒンジの数を減らして形状を変更。後部ハッチはそのままだと1回り大きすぎるので裏面のモールドの大きさに合わせました。が、プラ板で新規作成した方が遥かに早いと思います。ペリスコープはキットのモールドを加工、不足している分はプラ板にて製作。戦闘室前面左側の張り出しは大きすぎるように感じたので削り込み。その横のピストルポートは開口、伸ばしランナーを削り出して作った栓を差し込みました。

防盾はどこまでがパーツでどこからがバリなのかを写真や、説明書のパーツ図でよく確認する必要があります。主砲マウント基部は、すんなりとは組み付けられなかったので車体側の切り欠きを丁度良い具合になるまでデザインナイフで上方に徐々に大きくしていきます。主砲と主砲マウントだけで仮組みすると、主砲マウントのパーツ下側にある抜きの部分と車体の切り欠きが筒抜けになってしまいますが、ここには防盾の下側が収まるので私のように慌てて埋めてしまわないように注意。砲身は型ずれしていてそのままパーティングラインを消そうとすると偏平になるか、細身になりそうだったのでポリパテを盛ってから削りました。

Su-85
Su-85

機関室後方のラジエター排気口はT-34/76と同様にキットのモールドを削り取り紙とナイロンメッシュで作り直し、内部のルーバーも0,3mmプラ板にて製作。車体各部の手すりはキットのパーツを使用。ただキットのままだと内側や下側のエッジが立ち過ぎているのでそれを削って丸くしました。また、手すりの数が足りないのでT34/76の余りパーツを流用。

ドラム缶は掲示板にて教えて頂いた伸ばしランナーを使う方法を試してみました。やり方は合わせ目を削って平らに整形してから、伸ばしランナーを指でしごいて曲げ癖をつけた物を流し込みタイプの接着剤で貼り付けて縁を再現した後、パテ等で側面を整形するというもの。一気にやってしまおうとせずに先ず端っこを接着、乾燥後に徐々に接着していくと簡単に出来ました。キットでは無視されている戦闘室と車体の接合部の張り出しはプラ板の組みあわせで。

Su-85
Su-85

現存する実車のカラー写真を見ると車体各部の溶接跡はかなり乱暴で、車体表面や鋳造肌もかなり荒れているので、硬めの溶きパテを短く切った筆で叩くように塗布。戦闘室の方はエポパテの削りかすを混ぜて大仰な表現にしました。防盾はほとんどパテのままの溶きパテを塗布、半乾きの時に叩いてけば立たせています。


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