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ホビーボス 1/72 Me262A-1a

(2009.10.17)
箱絵

少し前からハセガワの1/72かタミヤの1/100を模型店で探していたんですが、全然見掛けなかったんですよね。代わりにセール品のコーナーでホビーボスのキットを見掛けたので買ってみました。パーツ数44とありますが、実際に使うのは36パーツ。ただ単に組み上げるだけ、ならば簡単確実に組み上がるキットだと思います。

完成品のイージーモデルでの組み立てを考慮してか胴体と主翼が面白い分割になってます。水平尾翼やなんかのダボも左右の間違いを防止するタブ&スロットになっていますし、脚扉の取り付けも取り付け足が台形になっていて、それを台形になった溝に差し込む事で強度と角度が確保されています。首輪収納庫もちゃんと車輪が収納出来る深さに成形されているのは良いですね。他の部分に関しても新しいだけあって記憶モードのハセガワのキットよりもディティールが細かいように思います。


ホビーボス 1/72 Me262A-1a
ホビーボス 1/72 Me262A-1a

ただし問題がない訳ではなくて、垂直尾翼の後縁が薄いのは良いんですが縁がガタガタだったり、一体成形で下面に脚収納庫がある関係で翼上面にヒケが出ていたり、脚柱のど真ん中にゲートがあったり。所々に梨地が混在していたり、押出ピンの跡が大きくて処理が大変だったり、部品の接着面がちゃんと出ていない上にダボの勘合もちょっと怪しいので接着面を丁寧に削りあわせる必要があったりは外国キット全般に言える事ですが、最近の出来の良い国産キットと比べると基本的な作業を丁寧にする必要があると思います。パーツ数は少なくても綺麗に仕上げるのには作業時間と手間が掛かるキット、って印象ですね。

HobbyBoss 1/72 Me262A-1a

最大の問題は機体上下の合いが悪い事。と言うよりも幅が全然違ってます。多分、左右で0.5mmずつは違うんじゃないでしょうか。それを削って合わせようとすると分割の関係で機体側面のモールドが薄いもんだからモールドが消える消える。箱写真を見ると分かるのですがエンジンポッドも前縁が分厚くて印象が悪いのでそれを修正すると、またモールドが消える。エンジンと主翼との合いが悪いのは言うまでもなく、むしろ胴体よりも合いが良いとさえ言えるかもしれません。

ホビーボス 1/72 Me262A-1a
ホビーボス 1/72 Me262A-1a

パーツ段階で胴体下面の排莢シュートが開口してるのを見てMe262の機体形状だと合理性があるのかも、と思ったのですが目立つ機首の機関砲口が埋まってて台無しって感じなのでドリルで開口。台無しと言えばキャノピーのクリアパーツで、せっかくの綺麗なクリアパーツなのに、ゲートがフレーム枠を超えて窓部分にまで掛かってるんですよね。ここは何とかして欲しかった。

操縦席前方が素通しなのでディティールアップしようと思ったのですがたいした資料を持っている訳でもなく。困った時のホビーサーチでタミヤ 1/48キットの組み立て説明書を見てディティールアップの参考にしました。素材はプラ板と伸ばしランナー。機首の錘は説明書には書いてありませんが、仮組でバランスを見てみてボルトを2本入れておきました。組み立て後の様子を見るにもっと重くても良かったかもしれません。

胴体後部のループアンテナは0.3mm真鍮線をペンチで平らにして使用。IFFアンテナは0.3mm真鍮線。モラーネアンテナとピトー管は0.3mm真鍮線にタミヤパテの袋を平らに伸ばした金属板を巻いて、接合部にハンダを流してから整形して作ってみました。


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