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ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

(2012.12.29)
(2015.2.14更新)
箱絵

小学生の時に買った初ハセガワ、ビッグワンガムを除いて初めての飛行機プラモデルがこれでした。その時は緑っぽい箱で、離陸滑走中の鍾馗が2機並んでた箱絵だったような・・・。と思って検索したら出てきました。箱絵に2機描かれてるのがまずかったんでしょうか?

成型色が濃いグレーに変わってモールドが見易くなっていて、若干バリが出てはいるものの、こんな感じだったなぁ、と懐かしい気分になりました。改めて見ると凹モールドも細くシャープで、脚収納庫内には脚収納扉のアームがモールドされてたり、主翼下面のリベットのモールドもこんなによく出来てたんだ、と。・・・代わりに脚収納庫が浅くなってますけど、これは御愛嬌ですね。


ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

主要パーツは表に跡が残らないアンダーゲートっぽくなっていて、所々に出ているバリや、大きくなっているパーティングラインを丁寧に処理すれば何の問題なく組み上がります。凹モールドが浅くなっている箇所があるのでPカッターで軽く彫り直し。コクピットは下から組み込めるので、胴体左右を先に接着してしまいます。コクピット横に微妙にヒケがあるのでパテで埋めておきます。

Hasegawa 1/72 Nakajima Ki-44-II Shoki [TOJO]

エンジンはモールドも細かいし、プラグコードらしきモールドもあるので丁寧に塗り分けておきます。エンジンの胴体への接着は微妙に傾くので、カウリングを同時に合わせてプロペラ軸が真ん中にくるよう微調整しながら接着。カウリングはカウルフラップの裏側を薄く削って内側を黒く塗ってから接着。コクピットは塗装、デカール貼りが済んでから胴体に入れて、主翼と水平尾翼を接着。コクピットはバスタブ式ですが、パイロットを入れたら見えないだろう、とそのまま。

Hasegawa 1/72 Nakajima Ki-44-II Shoki [TOJO]

パイロットのフィギュアは素直に接着すると右手でお腹を押さえてサムアップする謎のポーズになったので、胴体を削って右腕の肘を伸ばして操縦桿を握ってるように変更。そのままだと計器盤に拳が当たるので削ってエポパテで作り直します。頭部は削り取ってプライザーの型取りに置き換えて、飛行帽はエポパテで作り直し。後で実は謎のポーズは離陸前の合図の仕種とかだったりするのかなぁ、と思ったのですが真相はどうなんでしょうか?

ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

風防のクリアパーツもアンダーゲートになっていて、表面が傷付かず跡処理が楽です。着陸灯はキットの透明ランナーの一部がD断面になっていて、それが丁度良い大きさなのでモールドに沿って切除してヤスリでサイズを調整しておきます。機銃はそのままにピトー管は0.5mm真鍮線の先端を削ったのに置き換え。主脚収納扉は薄く削ってあります。

ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

塗装はまず風防部分とエンジン開口部をマスキングして、Mr.カラーC2ブラックを全体に塗装。次にC8シルバーを塗装したのですが、塗装中に落としてアンテナ支柱を折ってしまい、おまけに接着位置を間違えていたのに気付く始末。しょうがないので埋まってしまったモールドを彫り直し、アンテナ支柱は0.5mm真鍮線をペンチで薄く潰してヤスリで整形して接着し直し。

ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

塗装の修正も兼ねて改めて全体にC159スーパーシルバー、次いでGX100スーパークリアIIIを吹き付け。飛行85戦隊の塗装にしようと「ホビーサーチ」さんで何個かキットの説明書を見て、動翼部をタミヤアクリルXF-14明灰緑色で塗り分け。・・・たのですが、どうも最近の考証では違ってて実際は銀ドープ塗装だったそうで。まぁ面白いから良いじゃないか、と自分に言い聞かせつつ迷彩塗装に取り掛かりました。

Hasegawa 1/72 Nakajima Ki-44-II Shoki [TOJO]

迷彩塗装を始めたものの、塗ってる最中にどうもこれは違うな、と。Mr.カラー C129 濃緑色 (中島系)で塗装したのですが、溶剤で薄め過ぎて色が薄くなったので何度も吹いて色を載せようとするうちに斑点が大きくなったのと、そもそもの迷彩パターンを十分把握せずに見切り発車で塗装し始めたら散漫になってしまったのが原因かなと。

ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

しょうがないので600番耐水ペーパーで迷彩部分を中心に塗装を落として800番で表面を均してからC159 スーパーシルバーを再塗装。その時ついでに動翼部もC8 シルバーにC11ガルグレイを混ぜて塗り直しました。が、ただ単なるグレーになってしまったような。

脚庫内は説明書の指示通り機内色で塗装してあるのですが、実際は青竹色だったみたいです。

Hasegawa 1/72 Nakajima Ki-44-II Shoki [TOJO]

仕切り直しの迷彩塗装ですが、国籍マーク部分は迷彩の影響が出ないように予めマスキングしておきます。その後、タミヤ水性アクリル XF-11 暗緑色+Mr.カラー C129 濃緑色 (中島系)を混色して、検索して見付けた蛇行迷彩の実機写真を見ながらエアブラシ。実際にはもっと不規則なんですが、まぁ最初のよりは雰囲気出てるかなぁ、と。補助翼の部分は塗り残すか迷ったのですが、そのまま迷彩塗装することに。

ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

迷彩塗装が終わったらマスキングしてC4 イエロー+C59 オレンジ+C21 ミドルストーンを混ぜて作った黄橙色で敵味方識別帯を、C305 グレー FS36118+C2 ブラックで機首上部の防眩色を塗装。

Hasegawa 1/72 Nakajima Ki-44-II Shoki [TOJO]

薄めに溶いた塗料を細かく何度も吹き付けるので、どうしても角度が付いてボケ足が大きくなってしまう胴体後部やフィレット部などは、そのままだと細かな飛沫が飛んで全体に薄ぼんやりした感じ。最初はそのままにしようと思ってたのですが、どうせならってことでコンパウンドを綿棒に付けて、迷彩塗装の周囲の不要なボケ足部分を中心に磨きます。塗り直しをしてシルバーを複数回吹いてクリアーも塗ってあって良かったとまさに怪我の功名状態。

ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

更に実機写真で迷彩塗装が剥がれているフィレット付近や、後でデカールを貼る補助翼のタブ部分などの迷彩塗装をコンパウンドで磨き落とします。プロペラのスピナーは説明書の指示通りにC65 インディーブルーで塗装。それからデカールを貼っていきます。

Hasegawa 1/72 Nakajima Ki-44-II Shoki [TOJO]

デカールは貼っている時に何枚か割ってしまいました。凹モールドに密着させる為に新品のデザインナイフの刃で切れ目を入れるのですが、刃が入っていくとパリパリとした感じで柔軟性がありません。放置してる間にデカールが痛んでしまったのかもしれませんね。

細かいデカールでは方向舵のタブに張る注意書きKは省略してしまいました。代わりに1枚ずつ余る主翼の補助翼のタブに張るi,jを、指示されていない水平尾翼のタブに貼りました。

ハセガワ 1/72 A2 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗

日の丸と胴体・尾翼のデカールの上からC68 モンザレッド+XF-2 フラットホワイト、C65 インディーブルー+XF-2 ホワイトを塗装して褪色表現。次に「工房ひで」さんの所で紹介されているデカール台紙を使う方法で迷彩塗装のハゲを表現します。実機の写真を見ると主翼のフェレット部の迷彩がかなり剥がれているので、機首や主翼・垂直尾翼前縁等と共に塗装剥げ表現を追加します。

油絵の具をライターオイルで溶いて墨入れをしたら、Mr.カラーのGX100 スーパークリアIIIを吹き付けて艶を整えるのとデカール・剥げチョロ部分を保護します。主脚を歪まないように固定してエポキシ系接着剤でがっちり接着、プロペラを差し込み、着陸灯を接着。最後に伸ばしランナーでアンテナ線を付けて完成です。


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