アリイの1/144外国機6機セットもこれを作ると残るは2つ。なんですが残る2つの出来がまた強烈なんですよね・・・。P-63Aは出来が良い方のキットで、パネルラインも水平尾翼以外は凹彫り。ただそう思って気楽に構えていたら罠に陥ってしまったのですが。

機首形状が直線的すぎるように感じたのでイメージ優先でラインを曲線的に変えてみました。やり方としては中心に0.3mmプラ板の帯材を貼って周囲にランナーパテを盛って整形。同様に胴体後方のエアインテイクも角張った形に修正しました。後の小物類はキットパーツをベースに加工。プロペラは裏に0.3mmプラ板を張って薄く削り込んでみました。脚収納扉なんかは0.3mmプラ板よりも薄いんじゃないかってくらい薄く成形されています。後は機銃・アンテナ類を真鍮線で作り直しています。

今回、罠に嵌ったのが機首の錘。気楽な気持ちで適当に機首に錘を詰込んで組み立てて、いざ脚を接着してみると3点式降着装置ゆえに全然錘が足りなくて尻餅を付くんですね。しょうがないので機首に穴を開けて、コックピット開口部も広げて釣用の5号のガンダマを詰込んだのですがガンダマ6個でも足りない。ガンダマそのままだと6個が限度だったのでペンチで潰して形を変えて10個詰め込んでようやくバランスが取れました。それだけだと安定性が微妙なので主脚タイヤの設置部分を平らに削って安定するようにしてあります。