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ミツワモデル 1/144 中島 Ki-43 一式戦闘機 隼

(2003.6.7)
箱絵

コンビニで販売されているのを見掛けて買ったミツワモデルのキットですが、時代を感じさせる出来の中身です。キットは凸モールドで動翼の帆布表現などもありますが、仮組みしたところあまり合いは良くありません。ただキャノピーのパーツが2つ入っているのは良心的というか何かにつけ好都合です。


「隼」途中写真
「隼」途中写真

エンジンカウルのパーツは抜きテーパーのせいで胴体との合いが良くありません。そこで胴体左右を接着後に機首パーツも接着、金ヤスリでゴリゴリ削ってラインを繋げます。動翼部はモールド部分を削って金属線を接着、間をパテで埋めた後にペーパー掛けして表現してみました。垂直安定板は薄く削ったのですが、方向舵の両面に金属線で帆布表現をしたこともあって厚みが合わなくなったのでプラ板の細切りで厚さを調整しました。その作業の時に削りとったタブは0.3mmプラ板の細切りで再生。ただ昇降舵のは再現できませんでした。アンテナ支柱はキットパーツを削り込んだもの。ただ、0.3mmプラ板から作った方がより良いものをより速く手に入れることが出来ると思います。

「隼」途中写真
「隼」途中写真

ついでなので機首上部の機銃口、空気取り入れ口もプラ板、エポキシパテで整形しました。とはいえ細かい形状はだいぶ違っちゃってますが・・・。で、当然凸モールドが消えてしまうのですべて削り落としてデザインナイフとPカッターで彫り直し。と言ってもたいした資料も持っていないのであちこちで間違ってたり破綻してたりします。一応、確認と写真映りの為に墨入れをしてあります。排気管の部分は0.8mmのドリルで彫った後デザインナイフ等で形を整えプラ板と外径0.9mmの真鍮パイプで再現してみました。

「隼」途中写真
「隼」途中写真

主脚はキットの着陸時のパーツの脚カバーを切除、整形したものをベースに伸ばしランナー、プラ板などでディティール追加。脚カバーは薄い金属板で製作しましたが、うまい具合に上部でL字型に折れ曲がっているのでそこで接着面積を稼ぎます。尾輪はキットのものを削り取った車輪とプラ板で製作。プロペラはキットのパーツはパーティングラインの段差がひどく、修正に困難が予想されたのでプロペラブレードを切り取り0.5mmのドリルで開口し金属線を通して、飛行状態のスピナーに接着しました。・・・と書くのは簡単ですが実際やるとえらく面倒な作業でドリルで開口といっても窪みを作った程度でしかなく、スピナーにブレードを接着する作業も、紙に分度器で120度測って書き込んだものに合わせて接着する訳ですが、これがまた角度がずれたりピッチがずれたりで地味に一番面倒な作業だったような気がします。

機首下面の空気取り入れ口は元々のモールドを半分ほど削り落としてエポキシパテで製作しましたが形状を大幅に間違えてます。白熱灯で硬化を促進していたところ翼パーツ後端の胴体との接合部が反ってしまったのが誤算でした。結構大きな隙間が空いてしまうので胴体との接着時に予めエポキシパテを詰め込んでおいて硬化後にペーパー掛け。また、接着前に借り組みをしたところ胴体のフィレット部が合わなかったので削り込みましたが、ひょっとするとこれも白熱灯で主翼が歪んで上半角が減ったためかもしれません。

「隼」途中写真
「隼」途中写真

コックピットは0.5mmのプラ板で床を貼って、0.3mmのプラ板で適当にシートを製作、シートベルトは薄い金属板、操縦桿は伸ばしランナーで。計器盤は薄い金属板に0.5、0.8mmのドリルで適当に開口したもの。キャノピーはキットパーツをベースにヒートプレスしたものにひたすらテープの細切りでマスキング。隙間がありそうだったのでマスキングゾル代りに鼻パックを爪楊枝ですくって塗り付けて、乾燥後にフレーム部分を慎重に剥がします。増漕はキットの取り付け架を切除して整形、取り付け架は0.3mmプラ板を2枚重ねにしたもの。


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