ガウ攻撃空母、です。世の中にはロケットの部品を運ぶために太い胴体をもった飛行機がありますが、この機体の場合、機体下部後方のカーゴベイ周りに巨大なカルマン渦が発生しそうです。

で、何気にスペックを見ると全長62mはいいとして全重量980t！？これがフル装備状態としてもザク3機×40t=120t、ドップが20t程度、両主翼の内側に4機づつで8機×20t=160t、合計280tを差し引くと機体重量700t？！大形爆弾が100tで2連装メガ粒子砲塔×2で100tとしても残り500t。100tの爆弾ってのも想像がつかないけど500tの機体ってのも・・・。某所において有り余るエンジン出力を下方噴射することにより云々、との記述を発見しましたがそれにしたって重すぎるんじゃぁ？エンジン出力で引っぱり上げてるなら・・・燃料？！でも核融合炉なんだよなぁ〜。

おまけに1/1200の飛行機って1/700ウォーターラインシリーズの戦艦よか縮尺が小さいことを考えるとどう作れば良いものやら。ふと思い立って機体寸法を図ってみたら、おまけのザクは全高1.5cmで1/1200スケールなんですが、ガウ本体は全長7.3cmあってこれを1200倍すると・・・87.6m？！あるいは逆にガウ本体のスケールが1/850？！とするとザクは2.1cm程にならなきゃダメだし。で全幅は単純に1200倍すると156m、全長との比率で計算すると110mとなるんですが・・・。

こうなってくるとドップは？！となるんですが・・・。多少探してみたものの機になる機体寸法に関するスペックはなし。どうやらプラモにもなってないみたいなんですが。逆にガウの全長を50mとしているところもあって、箱の横の解説の62m説とどっちが正しいんでしょ？でも50mを1/1200すると4.2cm・・・。というか50mの機体に全高18mのザクを3機積むってのは若干無理があるような気がしますが。ちなみにそこではメガ粒子砲の数を5門としてあります。

キットはイメージとしてのガウがよく表現されてると思います。ただ古いキットなんでエンジンのインテイクとか主翼後縁とか、とにかくフチが厚い。で、それらを削り込むと共に垂直尾翼下端とか後部胴体下面とかに多少なりとも飛行機っぽくなるようなアレンジをかましてみました。

キットパーツのままだとちょっと飛行機としていただけないエンジンノズルも若干アレンジしてみました。色からも分かる通りキットのランナーから1個ずつ削りだしました。ので、形も大きさもバラバラになっちゃってます。挙げ句に左右で突き出し量が全然違うという・・・。でもまぁ、はったりは利いてると思うのでそれで良し、としました。ノズル中央のは2mmプラ棒の削り出しです。