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バンダイ 1/144 FGザクII

(2003.3.29)

箱絵

ワールドタンクミュージアムをいじってる時に、同じ事を1/144のガンプラにしたらどんな感じになるのかな?と、1stガンダムの頃からされ続けてる事をやってみました。「宇宙世紀にジオン公国で作られたザク」ではなく「1940〜50年代の地球の工作技術で作られたザク」な感じを妄想。平面部分は装甲の噛み合わせとかはドイツ戦車風で、曲面部分はソ連の鋳造品っぽい感じのディティールに。1/144のフィギュアと並べると、各パーツはやたらと大きくて足首一つでM4シャーマンと同じ位あったりして、ちょっと人間の力でバラして整備できる大きさじゃ無いので、各パーツにはできるだけ吊り下げ用のフックを取り付け、主要なコンポーネントにはフックを4つ付けるようにしました。

使ったキットは安くてプロポーションも良いFGザクを購入。とりあえず関節可動部などはキットのまま。幅増しも幅詰めもせずにキットパーツの外側にディティールを付け足していく感じで工作。


FG MS-06F ザクII
FG MS-06F ザクII

頭部は下側を円形のモールドに沿って切断して、内部をプラ板、ランナーで適当に製作。塗装後に所定の位置に接着、開口部を内側からマスキングしてから切り離した下側パーツを接着。よって開口部は剥き出しになりますが、まぁ、その方が中もよく見えるであろう、と。動力パイプは外径3mm内径2mmのアルミパイプを削ったものを、モデラーズのラジエターホースに通して両端にプラ板で留め具風なのを製作したもの。内側に真鍮線を通して曲がり具合を決めつつ、それで本体に接続しています。

FG MS-06F ザクII
FG MS-06F ザクII

左肩アーマーのスパイクは内側からドリルで開口、シンチュウ線を差し込んで尖らしてあります。丸っこいパーツには鋳造っぽくなるように溶きパテを塗布しますが、一体で鋳造できなさそうなパーツには接合ラインを入れてあります。また実際に鋳造する際にはそんな位置じゃないだろう、と思いますが、湯口の処理跡っぽいのを各パーツに付け足してあります。溶接跡は伸ばしランナーで。装甲が分厚いと思うような所は噛み合わせ、それ以外の所はそれよりも細めの伸ばしランナーを使っていますがあまり意味が無かったかも。

手首は手の甲はそのまま、手の平はキットパーツを削って高さを減らして使用。指は親指はキットのものを生かしつつ、0.5mmプラ板を3枚貼り合わせたもので製作。キットの指の長さを参考に切断、整形後に0.5mmのドリルで穴を開け、そこにシンチュウ線を差し込んで接着後曲げようと思っていたのですが、思うように曲がってくれず、おまけに関節分だけ長くなってしまったので、指ツケネ以外のシンチュウ線を抜いてプラスチック用接着剤で接着しました。ただ、動力パイプも手首も市販のパーツを使った方が手間も省けて精度もあると思います。

FG MS-06F ザクII
FG MS-06F ザクII

バックパックの外装は裏側からポリパテを詰めてからノズル部分と、上部のモールド部分を切除、整形。内部はネット上で探したロケットエンジンを参考にザクの意匠を盛り込みつつキットのバーニアとランナー、プラ棒等で製作。ただ、どうにも首が振れなさそうな形になってしまったのは失敗。参考にした写真は液体燃料ロケットだったんですが1950年代のX-6みたいな原子力エンジン搭載で腰から伸びるのはそれ用の配管でバックパック上部から空気を取り入れている、って妄想も途中から混じっています。

FG MS-06F ザクII
FG MS-06F ザクII
FG MS-06F ザクII

足首や左肩アーマーの裾などはフェンダーっぽく薄く。で、どうせフェンダーっぽくするならと、分割ラインを入れて取り付けボルトを。フェンダー相互もボルトで繋がっているようにしたらリベット接合みたいになってしまいました。膝、肘、足首の黒い部分は接地、接触時の衝撃吸収用にウレタンなりゴムなりが貼られているんだろうと。で、それの剥がれ防止用に鉄板で押えてるような感じに。足首に関しては一番高い所で人の胸辺りにまでゴムを貼る必要はないだろうと高さを一定にしました。逆に事故防止に、って事でその高さにまでゴムを貼っている、ってのならば、足首フェンダーもゴム製っぽくするか、ゴムが貼られている表現をすると良いかも。足首パーツは接地性が良くないので外側に1mm分のプラ板を貼りつけて隙間をポリパテで埋めていますが、それでもやや足りない感じみたいです。


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