量販店の模型コーナーをうろついていて購入したのが2013年の5月頃。箱を開けて軽く組んでみたら説明書通りに組めて手を加える箇所がほとんどない。出来が良いなぁ、と思っていたはずなんですが。設定通りの色じゃなくて軍用機っぽい色に塗ろう、と思ったら何色に塗ろうか良い考えが浮かばないまま未塗装で放置状態に陥ってしまいました。

最近のバンダイのプラモデルだけあって、作り易さだけでなくランナーの要所が手で折れるようになっていて捨てるに楽で便利ってとこまで配慮してあります。胴体インテイクも一発抜きで奥のファンブレードまでモールドされてます。ただファンブレード丸出しってのはどうなんだろ?

とりあえず、これに慣れて飛行機プラモは全部こういうもんだと思ってハセガワの定番ジェット機とかタミヤ・ウォーバードのイタレリキットを買ったら勝手が全然違うだろうなぁ、と。

組み立ては基本的に説明書通りに行いました。ゲート跡も多くは目立たない位置に配置してあって、合わせ目消しも最小限で済むようになっています。ここまでやっておいて何故主翼エンジンポッドの分割が上側なんだろうかと疑問に思うくらい。

胴体コックピット部は色透け防止に内部を黒く塗っておきます。

設定状、外翼部は可変・収納されることになっています。内翼後縁の収納部はモールドがありませんので、リブを削ってからモールドを入れた0.5mmプラ板でシャッターを表現しておきます。

頭部マシンガン脇はすっぱりと断ち切ったような形状で、そのままだとプラの成形面が見えて飛行機らしくないかな、と思ったので変形出来るかどうかは考えずに0.5mmプラ板でフェアリングを追加。

膝下部分に謎の切り欠きがあったのでこれも埋めます。変形時のクリアランス確保とかなのかなぁ? 臑部分と胴体部分の隙間もエポキシパテで埋めておきます。また胴体側面にもパーツの合わせ目のプラ断面が出ている部分があるので、同様に埋めておきます。

機種下面のアンテナは機体と一体成形されているので、成形の都合上で垂直になっています。箱絵だと斜めになっているので、アンテナを薄く削ってから機体断面型に沿って切り取って左右を入れ替えて接着。

キットはガンポッドをスタンドで挟み込んで固定するようになっていますが、それだと塗装が剥がれそうだな、と。なのでスタンドに虫ピンを埋め込んでガンポッドに開けた穴に差し込んで固定するようにしてみました。

機体後部の2門のビーム砲は砲口をドリルで開口してから接着します。

組み立ててみると、この機体は上から見たらスリムなんだけれども、横から見ると思ってた以上に太く感じる不思議なデザインだなぁ、と。変形して脚を収めなければならない可変戦闘機の宿命で、エンジン部分が分厚いからだと分かってはいるんですけれども。

作っている時は迷いながらも見えないだろうから、と放置していたのですが、写真を撮ってると気になったので臑部分のパーツ段差をエポキシパテで埋めました。臑の裾と足首フレアの段差とかも言い出すときりがなくなりそうなんですが、アクティブステルスがある世界だから、と自分を納得させます。