このシリーズを作るのも3つ目になりましたが、どうもXQ-TOYSの中でも初期に作られたようでパーツの造りやモールドが大味な感じ。シャーシの裏の刻印は3つとも©2008となっているので、この違いは金型屋さんが違うって可能性もあるのかも。組立説明書の図示もややこなれていないようにも思いますが、説明書は童友社の担当かな??

ボディの色を塗り替えるので下塗りをしている間に内装を作ります。肉抜きされたシートの裏側はパテで埋めて、センター上部の3連メーターは塗装で表現。キットでは省略されているシフトレバーはネットで集めた写真を見ながら、いつも通りにダイソーの虫ピンで再現。

シートの色は最初は赤にしようかと思っていたのですが、ボディを何色に塗るのか決めかねていたので黒一色に。それよりも問題なのはシートのヘッドレストとセンタートンネルにあるヘビのマークとSuperSnakeのロゴ。箱の写真をみるとしっかり再現されているのに、キットではコスト削減の為かデカールが用意されていません。しかたがないのでマークは手書きしました。

ボディはリアスポイラーと後付けするエアインテークカバーのパーツにヒケが出ているのでパテで処理しておきます。

塗装は何色にするか迷った結果、ホワイトに決めたのでまずは手近にあったMr.カラー338番ライトグレーFS36495で下塗り。続いて156番スーパーホワイトを何回かに分けて塗り重ねていきます。でも隠蔽力が高いと噂のGX-1 クールホワイトだと下塗りは省略出来るのかも??

白塗装が済んだら次はストライプ部分とボディ裾部をマスキングして2番ブラックで塗装。ストライプは本来は艶消しみたいなのですが、後々の作業の事を考えて艶ありで処理します。この時、ついでに窓のパーツもマスキングして黒塗装。

で、疑問なのがストライプの幅なんですよね。最初は実車写真を見てリアのナンバープレート部の外側に細いストライプが残る幅を基準にマスキングをしていたのですが、それだとボンネット部分で幅が広くなり過ぎてしまうんですよね。コブラとかだとグラマラスなボディに合わせてストライプの幅も変わるみたいですが、この車も前後で幅が違うんでしょうか。

で、マスキングを剥がしたらストライプの縁がガタガタだったり色が漏れてたりで、デカールを貼るのとどちらが良かったのか微妙な感じに・・・。しょうがないので1000番のヤスリを掛けてマスキングして白を吹き直して誤魔化します。ボディサイドのストライプは細いしロゴがあるのでデカールを使いますが、長さが不足するのでドア部の凹モールドで切って長さを稼いで不足部分は筆塗りして誤魔化します。

またここでもコストダウンなのか、ヘビとSuperSnakeのロゴが本来は銀なのに黒一色でプリントされています。リアに貼るSHELBYなんてロゴはストライプに掛かって真ん中の文字が見えなくなってしまいます。まぁ、それのお陰で800円なんでしょうけども。完成済みミニカーの方が完成度が高いってのもちょっと悲しいのでSHELBYの文字は諦めたものの、他のロゴは上からシルバーでそれらしく塗っておきます。

で、墨入れをしたらGX100スーパークリアIIIを吹き付け・・・るのですが、墨入れの時にはみ出た筆跡をコンパウンドでしつこく磨いていたら下塗りのグレーが透けてきて、しょうがないので周囲をマスキングして部分吹きって間抜けなことをやってます。

ボディ塗装の乾燥待ちの間に小物を処理します。ワイパーはテーパーが付いててかなり太くなっているのでデザインナイフとヤスリで徹底的に細くします。で、窓のパーツに接着してフロントウィンド裏側の塗り分けを間違っていた事に気付きました。本来はもっと黒枠部分が大きくなければいけないんですね・・・。ただボディ塗装で失敗が相次いで気力が失われていたのでそのままにしてしまいました。

エンジングリルのヘビのロゴは黒地に黒のデカールを貼るのも間抜けですし、モールドがあるのでシルバーでそれらしく塗装。バックミラーには100円ショップで購入したフリーカットミラーシートをカットして貼っておきました。

ブレーキランプのクリアパーツはウィンカーもあるはずだけど、実車写真を見ても違いがよく分からないので下側の小さい区画を先にクリアーオレンジで塗ってマスキングしてから裏側からクリアーレッドを塗ってみました。結果からするとあまり意味がなかったかも。