キットは小気味いい出来でタイヤは予備タイヤも含めてゴム製。ですが砲塔のオープントップの部分がいまいちな気が。開口して無いのはしょうがないとしても金網のモールド表現がもう少しやりようがあるのでは？ってな仕上がりとなってます。車間表示棒も作り直した方が良さそうです。おまけとして検問所の小屋が付属しています。

組み立て手順はキットのままで特に問題は無いと思いますが、私は箱を開けてパーツを眺めたのち最初に砲塔のオープントップの部分にピンバイスでおおまかに穴を開けてやる気を奮い立たせてから他の部分を組みました。

砲塔の天蓋の部分はピンバイスの穴をデザインナイフで慎重につなげていって開口、ついでにプラの肉厚を削ってやりましたが、かなり折れやすくなっているので慎重な作業が要求されます。金網はタミヤのラリーカーなどに付いているナイロンメッシュを使用。単純に裏側から張っても良いんでしょうが、それだとプラの肉厚で興醒めなので開口部に合わせてカットしたものを瞬間接着剤で無理矢理張ってあります。前面の小さい穴がある部分はそうもいかないので、キットの支柱をカット、0.3mmのプラ板にて再現してみました。

車間表示棒はエナメル線ですが、曲がってる下の部分にはタミヤパテを擦り付けて若干太くしてあり、また上部の丸い部分は瞬間接着剤で作りました。キットのフェンダーには結構な大きさの取り付け穴があいていたので、大きさが合う伸ばしランナーの根本の方で埋めてから、ピンバイスで取り付け用の穴を開けました。バックミラーはキットのものを削って取り付けて、余った方は警笛としてキットの箱絵を参考に接着しました。タグロープはミシン糸にタミヤセメントを擦り付けたものです。

キットの箱絵にある雑具箱をプラ板で再現。写真でもよく見かけますし、現物合わせで作ればそんなに難しくも無いので、こういった所の改造から改造に慣れ親しむといいのでは？ついでに箱絵を見ながらジェリカンラックをタミヤパテの袋から。反対側はジェリカンを装備した状態にしました。雑具箱の留め金もタミヤパテの袋です。