Top Page
AUTO
Charactor
AFV
Other
Links
BBS
Blog

フジミ 1/76 ヤクトパンサー

(2001.9.21)

箱絵

私が初めて購入した戦車モデルがタミヤ1/35ミリタリーミニチュアシリーズの「ロンメル」ことヤクトパンサーで、当時は色を塗りもせずに単純に組み立てては低いアングルから覗き込んだりして楽しんでいましたが、それに飽き足らず水性絵の具で迷彩塗装をしたり、ロウソクであぶった鉄の棒で弾痕やらのバトルダメージをつけたりして楽しんでました。で、しばらくして模型用塗料を購入して塗装したり、さらに後になってアハトゥンク・パンツァー等の資料を見ながら細部を工作、エアブラシで塗装と実に長い間いじくり倒して楽しませてもらいました。今回は懐かしのそのモデルを引っぱりだして脇に置きながらの作業となりました。

で、フジミのキットですがパッと見た感じ、大きな問題はありません。車体側面の牽引用タグロープや各種装備品類、予備履帯等も付属していますし、サスペンションアームが別パーツ化されているのもディオラマ製作をする際には嬉しいポイントになるかもしれません。ただ説明書の塗装図のとこの絵は右側のOVMを取り付け金具ごと移設してあったりしますが混乱を招いたりはしないのでしょうか?


ヤクトパンサー途中写真
ヤクトパンサー途中写真

防盾と周囲の装甲カラーは好みでちょいと形状を変更。キットのままだと防盾と車体の隙間からパーツが見えてちょっと興醒めかなぁ、と。取り付けボルトは6角型に削ったランナーを伸ばした伸ばしランナーの先を尖らせたものを使いましたが・・・見えませんね。機銃ボールマウントにはプラ板で跳弾板の刻みと、機銃用の照準口も付けてみました。ボッシュライトはピンセットでつまんでパーティングラインを消してたら「ピィ〜ン」と何処かへ行ってしまったので2mmプラ棒で。フェンダーはそのままだと幅が足りないので両脇に0.3mmプラ板を足してあります。

ヤクトパンサー途中写真
ヤクトパンサー途中写真

戦闘室上面ハッチ周囲の雨樋はキットでは凹モールドなんですが凸にしたかったのでモールドに合わせてタミヤパテの袋を開いて細切りにしたのを埋めてみました。その他ピルツやベンチレーターの防水カバー取り付け用の爪やら用途不明の突起やらも作りました。戦闘室背面右側に移されたOVM類はクリアランスがぎりぎりで・・・。アンテナ基部のゴム部分は原型を作った後にワークの「型想い」で複製。最初に試したものは上部が型取れていなかったので、爪楊枝を使って奥まで詰め込みました。OVM類も型取り複製しようかと思ったのですが、「型想い」は固まると結構硬くて、アンダーテーパーが抜けそうにないし、型取り後に加工するのもこの大きさだと折損とかもあって効率悪そうなのでやめ。機関室上部の細々したフック類やらは0.3mmプラ板。

ヤクトパンサー途中写真

今まではスチロール接着剤で接着できない履帯の垂れ下がりを再現するのには、ゴム系接着剤で接着していましたが、それだと溶きパテでのドロ汚れ表現を施すとMr.カラーの薄め液と反応して剥がれてしまうので、今回は糸で縛る、という古典技を併用してみました。モノが小さいのでピンセットを使いながらの作業で、中々イライラする作業ではありました。説明書には「接着します」って書いてあるのにねぇ・・・。キットでは無視されている転輪のハブのモールドですが、プラ棒、伸ばしランナーで原形を製作、「型想い」で型取り、複製。最初に試した数個は少し歪んでいたので奇数転輪に接着、型取り直したものを残りの転輪に使用しています。

ヤクトパンサー途中写真

車体側面のフェンダーは0.3mmプラ板の組み合わせでL字型に。クリーニングロッドケースは2mmプラ棒だと細すぎるかな?と思ってランナーを使いましたがちょっと太めだったようです。上に付いてる逆V断面の傘?はフェンダーの余りを細く切って使用。マフラーは・・・なんとかしたかったんですが上手くいかなかったのでキットのまま。ジャッキが付いていないのは単なる付け忘れです。

予備履帯
ヤクトパンサー途中写真

予備履帯は当初はフジミのキットパーツ(左写真の一番左)をもとに作ったんですが(真ん中)、車体側への取り付け方法を見ようと資料写真を見たら形状が全然違ってたので型取りが終わっていたのを廃棄、作り直しました(右)。ただ、アハトゥンク・パンツァーのパンター編を持っていないんで、形状の正確性は分かりませんが・・・。で、車体に取り付ける訳ですがここで葉を見て森を見ずモデリングが炸裂、予備履帯が若干大きすぎて機関室から上にはみ出てしまっています。


フジミ 1/76 ヤクトパンサー
Top Page
AUTO
Charactor
AFV
Other
Links
BBS
Blog
inserted by FC2 system