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フジミ 1/76 Stalin JS-2m (1944) スターリン重戦車

(2012.5.15)
(2010.5.23更新)

フジミ 1/76 JS-2m スターリン重戦車フジミ 1/76 JS-2m スターリン重戦車 チェコスロバキア&ポーランド

キットの設計はドラゴン製品も手掛けた高田氏による秀作と名高いだけあって、箱を開けると細かなパーツや彫刻に圧倒される素晴らしい出来になっています。ただ実車の写真を見ると展示による経年劣化を差し引いても表面が荒れに荒れていて、見れば見るほど非常に乱暴な戦車だなぁ、との印象が強まります。そこでそのイメージを盛り込む事を念頭に製作する事にしました。そういうイメージの部分は個々に委ねるってのもプラモデルの1つのあり方だと思いますし、モデリングの楽しみじゃないかなぁ、と。

製作に当たっては実車写真の仕様の違い等を把握するのに「IS maniacs」さんの記述を参考にさせて頂きました。


フジミ 1/76 JS-2m スターリン重戦車

足回りはサスアームが別パーツなので全ての転輪が接地するように気を付けて組み立てる必要があります。最初に端の3つを接着固定してから四隅を固定し、それから間の転輪を接着すると良いと思います。履帯パーツは垂れ下がりも再現されているのですが、1枚ずつ分割された履板は切り出しの時にニッパーでパーツを喰わないようにとランナー部分で切断すると真ん中から割れることがありますので、下に板を当ててよく切れるデザインナイフ等でゲートとランナー部分の境目あたりを切断した方が良いかも知れません。キットには予備が4枚入っているのでその点では安心出来ます。

JS-2はトーションバー配置の関係で左右で転輪から起動輪・誘導輪の距離が違うのですが、説明書では3枚組・4枚組の履帯の接着指示がやや錯綜している感じがあります。ただ前後を入れ換えても1枚ずつの履帯パーツの数で調整すればたいした問題にはならずに組み上がるようです。ただ、履帯の組み立てはかなりきっちりとシビアになっているので、起動輪は位置調節の遊びがあるので隙間が出来ないよう注意して組み立てた方が良いでしょうね。「Miniature☆power」さんのJS-2の製作記に詳しい組み立て手順が載っていますので参考になると思います。

フジミ 1/76 IS-2m スターリン重戦車

このキットは説明書がやや説明不足な点がいくつか見受けられまして、車体右側のスコップはパーツはあるのに取り付け指示がなかったり、防楯カバーのパーツ48は向きが逆でヒンジのモールドが前方にくるように接着します。この防楯上部のカバーは裏側のダボが干渉して浮いてしまうのでダボの左側を削った方が良いと思います。また車体後部に接着するパーツ38の位置の指示がやや曖昧です。実車でも装着位置にバリエーションがありますが塗装指示に描かれている位置が一般的なようです。また車体4箇所に付くパーツ22は、ダボで接着するように図示されていますが実際には逆の向きで接着します。

Fujimi 1/76 JS-2m Stalin heavy tank

今回、製作に当たっては「Prime Portal」の実車写真を参考にしたのですが、車体表面に走るミミズ腫れのような鋳造肌が印象に残ったのでスケール的にややオーバーだとは思うのですが、エポキシパテでそれを再現してみました。鋳造ナンバーはキットのランナー番号を削って、そのままでは大きすぎるので切り継いで小さくして接着。それでもまだオーバースケールですが。車体右側前方の機銃は切り取って位置を上に変更して大きさも小さくしてあります。各部の溶接跡をエポパテで作ってから鋳造肌をタミヤパテで再現。

Fujimi 1/76 IS-2m Stalin heavy tank

砲塔の手摺とスコップの柄は0.3mmの真鍮線で作り直し。右フェンダーの牽引シャックルはキットのモールドを抉りとって整形して使っています。燃料タンクのパーツは断面の取っ手を再現出来るパーツ分割になっていますが、同時に抜きテーパーで両端が先細りになっているのが痛し痒しってとこかもしれません。パーツ接着後に取り付けバンドのモールドを削り取ってプラ材でディティールを作り込みました。

あともうちょっと工作する箇所が残っていて、それからフィギュアを作って塗装に入りたいと思っています。


フジミ 1/76 JS-2m スターリン重戦車
JS-2m スターリン 完成写真
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